視察先1:光雲荘(パナソニック創業者、松下幸之助氏居宅):パナソニック 枚方研修所内
パナソニックの創業者である松下幸之助氏は、兵庫県西宮市に自宅を作る際に、職人の物作りの技能を結集し、後世の人達が参考にできるような300年後まで残る居宅を作ろうと計画し、3年の歳月をかけて建設しました。その後、この居宅はパナソニックの迎賓館ともなったものです。2008年、創業90周年を迎えて、研修施設の一環として枚方市の人材開発カンパニーに移築され、今に至っています。
この居宅は、一般はもとより社員にも公開されていませんが、不変である経営理念や創業の精神をグローバル社員全員で共有していくための一つの拠り所としています。
この機会を逃すとまず見ることができないと思いますので、是非にご参加下さい。
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視察先2:ダイキン堺製作所にて、PDS (Production for Daikin System)の視察
ダイキンの空調事業の売上高は、今や米国のキヤリアを抜いて世界一です。そのダイキンの生産を支える根幹となってきたのが、このシステムです。
エアコン生産の課題は、天候によって左右される市場の需要の変化にいかに対応するかです。それを実現したのが、生産計画を立案する日数を15日分から3日分に減らして対応するハイサイクル生産と、それを支える情報システムALPHAです。ALPHAは、販売店のPOS、倉庫の在庫量、過去の販売実績などの情報と密接に連携しています。さらに生産を具現化するのがトヨタ式のいろはを学んで構成した一個流し 生産ラインと、それを支える各部門を超えての共通番号制です。これらを総称して PDS とダイキンでは呼んでいます。その効果として、導入前に比較して、製品在庫は金額ベースで25%減少し、在庫回転率は 7.3 回転から 13.5 回転へと改善しました。
ダイキンのグローバル生産体制の大元ともなっている PDS をこの機会に是非にご覧下さい。
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